都市住民のための防災読本 [震災関連]
いくらこのような本があっても、なぜ災害を減らすことができないのだろう?
このたびの台風による水害の被害に遭われた方に、改めてお見舞い申し上げます。
テレビで洪水の映像を見ていて、私と同じようにおそらく3.11の震災のときの津波の映像を連想した人は多かったのではないでしょうか?
3月の震災は東北の太平洋側を中心とした東日本が被害の中心でしたが、今回はある程度進路がわかる台風での被害でした。でも、水が塊で襲ってくる恐怖は同じ種類のものでしょう。
さまざまな形で水害が増えてきている感がある今の時代、果たして防災意識というものは、本当に高くなってきているのでしょうか。自治体が避難勧告を出さないから被害が云々ではなく、自分たちで危険だと思ったらさらに安全と思われるところに自主的に避難することも、必要だろうし実際に避難した人たちもいたようです。
今回取り上げている本は、大都市で災害が発生していたとき、どのように対処するかを取り上げていますが、これを果たしてどれくらい「自分自身のこと」と認識できるか、そして準備できるかは、そのハードルが非常に高いのではないかと強く感じています。
それを、今回の台風災害の報道を見て、さらに・・・
準備することってそんなに面倒ですか?
自分だけは死なないと思ってませんか?
今までなかったことはこれからもないと思ってませんか?
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