奇想天外な科学実験ファイル [400番台]
こんなものを実験するのもどうかと思うが・・
この本は、実験の本です。実験というと、さまざまな「高尚な」科学実験が思い浮かぶかもしれませんが、この本で紹介されている実験は、「そんなことを実験してどうする?」と思えてしまうものばかりです。
例えば、次のようなものです。
・ギロチンのあとに意識はあるのか?(まばたきを数えたらしいが・・)
・くすぐったいのはなぜ?(自分で足の裏をくすぐっても平気なのに、他人にされるとくすぐったい理由を知りたいらしい)
・ワインのテイスティング実験(白ワインに赤い色をつけたものをテイスティングしたら、赤ワインの味の表現が出てきたそうだ)
・ゾウにLSDを打ったらどうなる?(即死したそうだ・量を間違えたかも)
・アタマから離れないシロクマ(今からシロクマのことだけは考えないでくださいといわれると、かえって頭の中にシロクマが浮かぶ)
最後のシロクマ実験(?)は、これを読んで試した人の頭には、きっとシロクマが居座るはずです(笑)。これをもう考えなくていいですよといわれると、逆に意識しなくなるそうで。
実験で確かめたいというのは、ある種の好奇心からくるものだといえると思いますが、この本に出てくる実験の中で、「ハイド氏の作り方」のところは、さすがに怖いものがあります。実験の結果から、人の心を簡単に変えたり操ることができるのですから。
2010-01-14 22:13
nice!(3)