グルメの嘘 [600番台]
思えば、否定するグルメガイドなんて皆無に近いか。
雑誌のグルメなお店の紹介記事や、テレビのグルメ番組を見ていて、こんなことを思ったことはありませんか?
「本当においしいのか?」
最近は地域おこしのためにB級グルメなんてのもずいぶん取り上げられていますが、これも見ていて思うわけです。
「おいしいと本当に思っているのか?」
結局グルメ関係のものは、「おいしい」とはいうけれど「まずい」とか、「食べられたもんじゃない」という否定的な見解は決して出てこないというのが、相場です。それはおかしいだろうと真っ向から非難しているのがこの本です。
もちろん、否定されているお店が紹介されているわけではなく、そのようなお店の取り巻きみたいなマスコミやライター、常連ぶる客などを批判しているものです。
この本の著者は自分でお店を予約し、自腹でお金を払って実際に取材をしていますが、ライターによっては自分の名前を出して予約し、お金を払わず、写真を撮るだけの料理を作ってもらってそれで記事を書くこともあるのだとか。
どこまで本当かはわかりませんが、欠点を挙げることもなく、ベタ褒めな記事ばかり見ることを思うと、それを信用して店に行ってみることは、ちょっと考えた方がいいかもしれません。そういえば、雑誌に紹介されてその後なくなった店は、たくさんありますよね・・
2010-01-23 20:09
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