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素顔の昭和天皇 [写真集]


素顔の昭和天皇―宮内庁蔵版

素顔の昭和天皇―宮内庁蔵版

  • 作者: 吉岡 専造
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 1996/09
  • メディア: 大型本



特に深い意味はないものの、あれからもう20年も過ぎたのかと。

昭和天皇の写真集(?)です。平成も21年ですから、昭和天皇と言ってもピンと来ない人が増えたかもしれません。しかも、この写真集の写真は、昭和47年ぐらいから昭和51年ぐらいまでのものとなっています。

この年代では私も子供ではありましたが、物心ついたときには、天皇・皇后両陛下はこのお顔だったように思います。当時の皇太子(現今上天皇)も、美智子妃殿下ももちろん若い姿で写っていますし、現秋篠宮殿下は、やんちゃな子どもらしくテーブルの下に入ろうとしている姿なども見られます。

白黒の、きれいな写真が中心ではありますが、枚数は少ないもののカラー写真もあります。皇居や那須の御用邸の自然がきれいに残っているわけですが、思えば皇居は都心のど真ん中にあるのに、ほとんど手付かずの自然が残っている、不思議な空間でもあります。

この写真集は、最後に作者の撮影日記がついています。これを読むと、実際に天皇陛下を写真に収めるのは、相当大変だったようです。特にカメラを向けると背筋を伸ばして構えてしまうところがあったそうで(それだけ写真に写る機会が多く、そのような姿勢をとることが多かったためですが)、自然な姿はなかなか取れなかったのだそうです。

眺めるだけで不思議な気分になる、そんな写真集です。昭和を知らない人も、現皇太子が若い頃からそれほどお顔が変わっていないなどというちょっとした発見があります。

タグ:天皇家
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small planet [写真集]

small planet

small planet

  • 作者: 本城 直季
  • 出版社/メーカー: リトルモア
  • 発売日: 2006/04/08
  • メディア: ペーパーバック

写真なんだけど、実に不思議なものがそこにはありました。

写真集です。写真ということは、基本的に「そこにあるもの」、つまりリアルなものを撮影していることになるはずです。しかし、この写真集は見たときになんとも言えない違和感がそこにあります。

この写真集、装丁で掲載されているのが競馬場(おそらく中山競馬場)なのですが、どこから見てもそれがジオラマにしか見えないんです。他にもペラペラとめくっていくと池袋駅の写真やPRIDEの試合写真などもあるのですが、模型にしか見えません。リアルなもののはずなのに、ミニチュアに見える。人間の目の不思議さと「見る」行為は脳が関与していることを実感させる不思議な本です。


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