死亡フラグが立ちました! [900番台]
死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)
- 作者: 七尾 与史
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2010/07/06
- メディア: 文庫
ピタゴラ装置みたいな完全犯罪(笑)
珍しく日本の推理小説です。しかも完全犯罪モノですが、その手口がどう考えてもありえない手口です。なぜって殺し屋に狙われたターゲットは、事故死としか思えないカタチで命を落とすのですから。
例えばヤクザの組長は、転んで転倒したらそこに鉄アレイがあって、ちょうど頭が当たって事故死したことになってましたが、これがちょうど転んだらそこに頭がいくから鉄アレイをそこに置かせたという、どう考えてもありえない仕組みです。
でも、これを実写で映画化したら、それはそれでスラップスティックコメディとして面白そうだと思うんですけど、誰か映画化しませんかね?
そうそう、タイトルの「死亡フラグが立ちました!」は、ホラー映画で、なぜか深夜にひとりプールで泳いだりすることです。そう、そんなことをするヤツは、だいたい次のシーンでは殺されますから、死亡フラグが立ったなんて言い方をするんだそうです。