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3.11から半年過ぎました [こんなことを考えている]

東日本大震災から半年が過ぎました。
あの日の夕方は雪がちらつき、路面が凍りついた夜だったのに、いつのまにか春が過ぎ、気温の乱高下の激しい梅雨時期から夏を過ぎ、今は秋の虫が鳴いています。
たった半年のはずなのに、自分の中では3ヶ月ぐらいで止まっていて記憶が飛んでいるところが多々あります。

記憶が飛んでいる最大の理由は、震災後にやっと就職した会社で体を壊してしまって、いまどうにかして退社しようと画策しているからなのですが・・・

この間、大きな台風による水害もありました。あのあふれてくる水を見て、津波のような感覚を覚えたのは私だけじゃないはずと思います。でも、台風は接近してくるのがわかるのだし、対応しようとするならする時間も、用意もあったはずなのに被害が出てしまいました。

よく思うのですが、大きな被害が出た災害があっても、同じような災害で命を落とす人が必ずいることの不思議さ。

そんなに自分は死なないと人間は思うのでしょうか?
そんなに自分は特別だと思うのでしょうか?
そんなに楽観的になぜ思えるのでしょうか?

今回の台風だって、避難所に指定されている場所が被害に遭っているケースがありました。震災の後、見直さなかったのでしょうか?ハザードマップって作っても、実際にそれを基に避難訓練なんかしなかったんでしょうか?

震災の被災者としては、なぜ自分たちの経験は生かされないのかという無力感を味わいます。たった半年でもこれなのだから、おそらく3年経つとみんな忘れるのでしょう。そして、また同じような被害を出して、それでも懲りずに同じようなことを言い続けるのでしょう。

それじゃ、生き残った我々は、なぜ生き残ったのか?誰か教えてくれませんか?
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共通テーマ:日記・雑感

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