人間の往生 [400番台]
こんな時期に、これを読むとやはり思うことがある・・
私の住む仙台は徐々に日常生活が戻りつつあります。もっとも、仕事を失った直後なので、収入がないのは厳しいものがありますが、それでも本屋も図書館もブックオフも再開するところが増えてきました。
報道もそろそろ地震・津波の被害よりも原発の揚げ足取り的な方にシフトしつつあり、1ヶ月近くになると地震があったこと自体が過去のことになりそうな不安があります。
そんななかに読んだのが今回の本です。看取り医として、終末医療を主に行っている医師の方が書く、人の最期についての本です。
老衰なり、痴呆なりある程度の高齢で、できれば病院ではなく在宅で看取られて亡くなることは、実はとても幸せな人生の最期の迎え方なのではないかと。
特に今回、津波に襲われて一気に一飲みされてしまって人生を終わらせることになった人と比べたらと思うと。