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再掲:マネーボール [700番台]


マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)

マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)

  • 作者: マイケル・ルイス
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2006/03/02
  • メディア: 文庫



岩隈が行くかもしれないチームは、こんなチーム。

イーグルスの岩隈久志投手の交渉先がオークランド・アスレチックスに決まりました。オークランドといえば、この本です。オークランドのGMであるビリー・ビーンが、どのようなコンセプトでこのチームを作っているかを知ることができます。

ここのコンセプトは、とにかく自分たちの物差しにあう選手を安く集めて、活躍したら高く売って、そしてまた選手を集めて・・・というものです。

物差しも、打者であれば長打率と出塁率であって、ホームランをどれだけ打てるかは健闘の対象にしないというものです。だから、金持ち球団のヤンキースなどど貧乏球団でもやっていけるというわけです。

たしかに、よくプロ野球の入団テストで、50mをどれくらいで走れるかや遠投何mかなどと評価基準が出ていることがありますが、それってアスリートは見つけられても「いい野球選手」は見つからないかもしれないのです。読売がドラフトで長い間苦しんで、育成枠をうまく使うようになったのは、身長が少しぐらい小さくても、「野球選手」としていい選手を探して取るようになったからでしょう。

どの数字に野球選手としての能力を見出すか、その面白さを教えてくれる1冊です。

ただ、個人的にはサイン&トレードじゃないかなとは思っていますが・・
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