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ちっちゃいけど世界一誇りにしたい会社 [300番台]


ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社

ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社

  • 作者: 坂本 光司
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/03/05
  • メディア: 単行本



日本には、こんな会社もあるんです。

この本では、全部で8つの会社が紹介されています。小さいですが、まさに世界に誇りたい会社です。

世界に誇ると普通に言えば、世界に名前が轟いている大企業だったり、独自技術を売りにして世界でシェアを獲得している会社などが対象になるのでしょうが、この本の会社は、グローバリゼーションとはまったく無縁な、それこそ独自の境地を切り開いている姿が見事です。

例えば、札幌にある丸吉日新堂印刷株式会社は、名刺に特化した会社で、例えば素材をペットボトル再生材にしたり、とうきびペーパーやバナナペーパーを使って名刺を作っています。名刺1枚に対して1円募金ができる仕組みを作ったり、点字付きの名刺にしたりすることもできます。これによって、知的障害を持つ人たちの仕事もできて社会参加できるということになります。

他にも、介護用品の開発(洗えるマットレスや着やすい衣服など)を行っている広島のハッピーおがわや、島根のリハビリ用機材を作っているキシ・エンジニアリング株式会社、オリンピックでメダルを独占する砲丸を作る辻谷工業(北京オリンピックは、なんとボイコットしたことでも有名で、そのためにメダルが取れなかった選手が「ロンドンオリンピックは使えるんですよね」と言ったとか)などが紹介されています。

このような会社は、おそらく日本人にしかできない会社じゃないかと思います。成果主義だとか、株価を上げるような業績だとかで汲々している企業には、絶対できないことです。こんな会社があることは、日本はまだまだ大丈夫と思いたいところです。

リンクをつけておきます。
小ざさ(作っているのは最中とようかん、通販は最中だけで、ようかんは店頭販売のみ、一日150本)
板室温泉大黒屋(現代アートが売りの温泉、リピーター率高し)
あらき(熊本)(本物にこだわるお店)
高齢社(高齢者専門の人材派遣サービス会社、夕方にはビールが出てくるらしい)


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