アクセスログ解析の教科書 [600番台]
ログの解析は、Webをやっている限り必須の知識。
ホームページのアクセスログの解析の「考え方」を教えてくれる本当の教科書です。アクセスログの解析なので、本の分類がコンピュータを表す500番台になりそうですが、この本は600番台、つまり商業的な内容であることを分類番号が示しています。だから、この本は商業の本なのです。
さて、このブログもアクセス解析があるので毎日見ています。残念ながら私が使っているコースでは生ログ(アクセスの生の情報)がありませんから、詳しい状況を知ることはできません。アクセスログの解析をするには、基本的に生ログがあった方が実は都合がよかったりします。ログは、実際に「どのページを見た」か、「どこから来た」のかを分析することで、自身のホームページをよりよくするための材料なのです。
でも、ホームページの作り方がよくない(=解析しにくい作り方)だといくらログを取っていても分析ができません。そのために、この本は分析がしやすいようなWebサイトの構築方法も教えてくれます。このような工夫をすることで、メールマガジン経由で来たのか、検索エンジンで来たのか、それともトップページから流れてきたのかも分析できるようになります。
また、アクセス件数を向上する技術としてSEO(サーチエンジン最適化)というものもありますが、ちょっとキーワードを付け加えるとかタグを少しいじるとかでSEOなどと言ってしまう業者もあったりするそうですが、本当のSEO対策はもっとしっかりした考え方と意識を持つことが必要であることを教えてくれます。
ブログやホームページを作ると、いかに人を集めるかがポイントになりますが、その考え方の参考書としては最高の1冊でしょう。