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決断の法則 [300番台]


決断の法則―人はどのようにして意思決定するのか?

決断の法則―人はどのようにして意思決定するのか?

  • 作者: ゲーリー クライン
  • 出版社/メーカー: トッパン
  • 発売日: 1998/09
  • メディア: 単行本



どんな人でも、毎日が決断の日々に違いない。でも、正しい決断をしているかと問われたら・・・

大雑把な話ですが、生きていくうえで毎日何らかの決断をしなければなりません。大きい決断では「家を買う」だとか「経営者として方針を示す」などがありますが、そこまで行かなくても朝に服装を考えたりお昼に何を食べようかと考えて「決断」することはそれこそ「日常」でもあります。

では、決断は「上手」になるのでしょうか?「上手に決断する」スキルは、学習することで伸ばすことができるのでしょうか?そのヒントがこの本にあります。著者は本書で消防隊長、軍の司令官、看護師などがどのようにして決断するかを調査し、分析しています。消防隊長でも、ベテランとその職についたばかりの新米の隊長の違いや、ベテランの看護師が新生児のどのようなポイントに気づいて治療するかなどの決断について詳細に分析しています。

ある程度まではもちろん教育プログラムを工夫することで、決断を上手にできるようにはなるようです。また、それぞれの決断者が「超能力のような感じがした」決断も、様々な経験が積み重なってそれが考えることなく「直観」として出てきたなどの話も出てきます。この直観は、なんとなくわかるような気がします。私も、プログラムが正しく動くかどうかは初見でなんとなく感じますから。

仕事としてなんらかの決断を日々こなさなければならない人(特に医療従事者のような方)は、一読の価値はあります。経験者と初心者の違いも、そこには書かれていますから。勉強したから絶対大丈夫とは言いませんが、熟練者の考え方を学ぶのは有効だと思いますね。
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