雅楽戦隊ホワイトストーンズ [900番台]
DVDとは違う、あまりにシリアスなホワイトストーンズ。
水曜どうでしょうファンの方は、おそらく自然の流れでドラバラ鈴井の巣にたどり着くでしょう。そのドラバラの第1弾がこの「雅楽戦隊ホワイトストーンズ」でした。DVDはあまりのバカバカしさに笑いまくってしまう危険な(?)内容ですが、その原作者である鈴井貴之社長が、小説版のホワイトストーンズを書き下ろしました。
この小説が、見事にDVDとは違う、実にシリアスな内容になっています。相変わらず札幌市白石区だけ狙われていますが、それを救うヒーロー役がスナック店員、電器屋の跡取り息子、そしてデブのニートと、実に「ありえない」設定になっています。正義のヒーローですが、ヒーローにつきものの変身もしません。悪の怪人も出ません(秘密結社は出てきます)。世界の平和は守れないけど、自分の身近なものは守りたいと頑張る冴えないヒーローは、見事なまでに等身大なヒーローとなっています。
DVDを見てしまった方は、物は試しこの小説版を読んでみてください。そして小説版を始めに読んだ方は、DVDを見てください。同じ人間が、ここまで違うモノを書けるという才能を感じてみてください。
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