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放射線のひみつ [震災関連]


放射線のひみつ

放射線のひみつ

  • 作者: 中川 恵一
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2011/05/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



@team_nakagawaの本

福島の原発事故で、さまざまな放射線・放射能の報道が出ました。突然シーベルトとかベクレルとか、聞いたことのない専門用語がテレビで「訳がわからんけど危険な香りプンプン」的な使われ方をして不安をあおるばかりでした。

その状況を憂慮した専門家として、著者が放射線治療医としてツイッターで情報発信を始めた状況を知っていたので、この本を手に取りました。

読んでみるとメディアでの説明と、微妙に異なる部分、もしかしたら意図的にワザと間違えて使っているんじゃないかと思える部分を知ることができました。

例えばシーベルトは、放射線の強さ・勢いを示すものなのか、ある期間の積算した放射線の量を示すものなのかというように、2種類を同じ言葉で説明しています。前者はシーベルト、後者はシーベルト毎時という意味になります。でも報道や政府発表は同じシーベルトで言われてしまうとよくよくその数字の意味を考えないと余計な不安につぶされそうです。

見たことも聞いたこともない、降ってわいた災難ではありますが、正しい知識と正確な情報公開が安心につながります。ほどよい厚さでわかりやすい説明、そして自分で考えるにはちょうどいい本です。
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