義理と人情 [700番台]
この本を読んで、ちょっとは見直したかも。それでも好きではないですが(苦笑)
みのもんた。
個人的には文化放送のアナウンサー時代を知っていますが、現在のテレビにたくさんのレギュラーを持つようになるまで、どのような道を歩いてきたかまでは知りませんでした。特に、アナウンサーを辞めて家業だった水道メーターの営業をやっていたことや、テレビの番組の出演の間にその社長業もしっかりこなしていることなどは、この本を読むまで知りませんでした。
テレビに出ている人間は、なんとなくチャラチャラしていてその軽さが気になる人が多いのですが、みのもんたは実際に様々な苦労をして、会社の経営をしっかりとしていることを知ると、なんとなく見る目が変わるから面白いものです。
なんとなく人気者に「祭り上げられて」、一時的に「ちやほやされ」、「あっという間に消えていく」タレントの使い捨てのような時代に、苦労の大きさが作り上げたしっかりとした人間性のある人は、これからも残っていくということなのでしょう。最近のテレビはお笑い芸人(芸人というほど芸はもっていない人間ばかりだけど)の使い捨てが目立ちますが、残ってきた人には、残ってきた理由がやはりあることを、改めて実感させる本でもあります。
タグ:みのもんた
2008-11-19 22:52
nice!(0)