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御社の「売り」を小学5年生に15秒で説明できますか? [600番台]


御社の「売り」を小学5年生に15秒で説明できますか? (祥伝社新書) (祥伝社新書 99)

御社の「売り」を小学5年生に15秒で説明できますか? (祥伝社新書) (祥伝社新書 99)

  • 作者: 松本 賢一
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2008/01/25
  • メディア: 新書



これができたら、きっとヒット商品。

随分長い新書のタイトルです。それでも、この名前がこの本の内容のほぼすべてを示しています。タイトルどおり、小学5年生が15秒程度で理解できるようなメッセージを作り出すことができると、きっとその商品はお客の心を掴むことができるだろうと著者は言います。

小学5年で15秒と言うのは、「大人がいない」からではありません。情報過多の今の時代、15秒CMで伝わるようにしないとどんなものなのかまったく分からないなんてことが非常に多くあるのです。ですから、小林製薬の開発する商品は、そのネーミングが商品の性質をズバリ表現しているので、消費者に届きやすいのでは?と思うのです。

そしてこの15秒で伝わるメッセージを作り上げることができると、それ自体がUSP(ユニーク・セリング・プロポジション、独自のウリということ)となって新たな展開が広がってきます。

伝わる言葉を作ることは、非常に難しいものがあります。しかし、この本にある実際例は、このようにメッセージを作るととても伝わりやすそうと思えるものばかりです。

ありふれた言葉は残念ながらもう伝わりません。明日からサミットが始まりますが、その結果公表される声明なんて、伝えようという努力を感じない、死んだ言葉だろうなと想像されます。実際、何が出るか、マイナスの意味で楽しみです。
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