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日本への遺言 [300番台]


後藤田正晴 日本への遺言

後藤田正晴 日本への遺言

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本



このような方が、今日本にいたら・・・

後藤田正晴氏が亡くなってから3年が過ぎました。この本は、生前TBSの時事放談に出演されたときの言葉をまとめたものです。改めてこの本を読むと、もうこのような政治家は日本には現れず、そしてただ政権にしがみつく「欲」だけに溺れた政治屋しか日本にはいなくなってしまったと感じてしまう今日このごろです。

(長い政治生活で、失言や放言は聞いたことがないと、言われて)→用心がいいから。と語ったそうです。まったく今の総理大臣に聞かせてやりたいくらいです。原稿を読んでも漢字を読み間違うくらいなので、とても用心しているとは思えませんが・・

(選挙予想を聞かれて)→そりゃ、わからんよ。

もっともでございます。ですが、今議席を持っている政治家の皆さんは、選挙=勝てるとしか考えていないようです。だから、自分のところの総裁は、「この人なら選挙に勝てて自分の議員の地位が維持できてウハウハ」と考えて選んでいるんでしょうね。まさかこれほどひどい人物を自分たちは選んでいるとは思っていないでしょうが。

「志を立ててオレがやる、
こうじゃなきゃ
この難しい政治の時代に、
リーダーになれるわけがない。
棚から落ちてくるのを待つ、
っていうのはダメだ。
覇気がない。」

ポスト小泉の人材は「おらん」と断言してこう続けたそうです。いやはや、まさにみんな棚から落ちてくるのを口を開けて待っているだけで、ヘタに落ちてくるとかえって大変だということが今の時代なんですけどね。

とにかく、ニュースを見ても政治のニュースはもうただ単につまらないだけです。自分たちで担ぎ上げた総理を、ハシゴを外すようなことを平気でやる姿が出てくるばかりですから。

まずは一度選挙をすべきとは思いますが、だからといってこの先には不安しかない時代かと思うと・・
タグ:後藤田正晴
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